詩集『白い木馬』と著者・ブッシュ孝子について




国鉄浜松町駅のホームにて。S47.6.30

 ブッシュ孝子は、1945年(昭和20年)3月20日、服部一雄・和子夫妻の長女として誕生しました。


 1970年(昭和45年)、3年間のドイツ留学から一時帰国した際に、孝子は乳がんの宣告を受けます。
 絶望の淵にあった孝子を救ったのは、留学先で知り合ったドイツ人男性、ヨハネス・ブッシュでした。ヨハネスは、孝子のために来日し、1971年(昭和46年)9月26日、二人は日本で結婚をします。
 その後、1974年(昭和49年)1月27日に28歳の若さで亡くなるまで、壮絶な闘病生活を過ごすことになります。

 孝子は、1973年(昭和48年)9月9日から、詩を書き留めるようになりました。
 それは、孝子の亡くなる2週間前まで、続きました。


 詩集『白い木馬』は、病床の孝子が綴った詩を、一冊の本にまとめたものです。
 孝子がこの世に残したメッセージを、多くの人に見ていただければ、幸いです。


留学先のハイデルベルクにて夫のヨハネスと 鎌倉にて


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